癒しに、
ほのぼの写真です。
白黒写真は、いつの頃からか忘れたけど、好きになっていて
留学してたときに履修した「写真学」でそれは爆発した。
最初は「うんなんとなくかっこいい!」と思ってただけの白黒写真は、
いつしか、人の人生の歴史や、その人の細やかな機微までを露出させることができる
ものであると思えるようになってきた。
そうなってくると、より
「いい顔」
を撮りたくなってくる。
そこで重要なのが「いかに相手の心にスッと入りこんで、シャッターを押すか」
であると思う。
人はレンズを向けるとちょっとは抵抗感があるもんだと思っていて、
それをいかに和らげることができるかが、ポートレートを撮るときには大事。
このおじちゃんは、ネイティブアメリカンのフェスティバルのときに知り合って、
日本に行ったことがあること、
このおじちゃんに初孫ができたこと、
初めて彼がその孫を抱いた日であること、
壊れそうだから俺がずっと持ってたいんだって言って、
俺の世界一の宝物だと教えてくれたこと。
自分がどう貢献できたのかはわからないけど、
後日彼に写真を郵送したときに、奥さんから、
「最近稀に見るいい顔をしていました。写真ありがとう。いいフォトグラファーになりなよ。」
(この時は、写真家を目指しているということで挨拶のフックにしていた)
というシンプルなメッセージをもらえたとき、すごく嬉しくなった。
もっともっと、こういう場面に立ち会えたらいいなぁ。
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